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リフォーム費用相場
更新日:2024年12月24日
リフォームの見積り比較からわかること NEW
見積書からわかるのは、金額だけではありません。
「工事の依頼先を選ぶときには、複数の会社から相見積りを取りましょう」ということが盛んに言われています。
見積書を比較するにはコツが必要です。しかし、価格だけで依頼先を選んで良いのでしょうか?
「相見積り」の良いところ 気を付けるところ
「相見積り」とは、同じ工事について、複数の会社から見積りを取ることです。確かに1社だけの見積りでは、示された価格が高いのか安いのか見当が付きません。複数の会社の見積り価格を見ればおよその相場が分かりますし、競争を促すことで、より低価格で工事を発注することもできそうです。
ところが、相見積りには気を付けなければならない点があります。相見積りと分かれば、事業者は受注競争に勝つために「とにかく安く」という方針で臨みがちです。こちらが希望していないのに、見えないところで質を下げたりしていないとも限りません。さらに問題は、出された価格の比較が本当にできるかどうかという点です。
見積書を読み解く、便利な「見積総括表」
「便器の交換」といった比較的わかりやすい工事であれば価格を比較することは難しくありません。「設備代金」「撤去並びに取り付け費用」「床・壁の仕上げ費用」等と、項目も限られています。
ところが、金額が100万円を超えるような工事になると、見積書は細かくなってきます。しかも、見積書の項目の立て方は会社によって異なり、それを比較することは簡単ではありません。まして1,000万円を超えるような大規模リフォームになると、見積書は数十ページに及ぶこともあります。検討や比較はとても難しいことです。一度さっと目を通して、価格の目立って高い部分(あるいは低い部分)などがあれば、それについて理由を聞く、といったことが現実的なところ。それ以上詳細な比較をするなら、プロのアドバイスが必要です。
当サイト「リフォーム評価ナビ」では、サイト上でリフォーム業者に「見積書」を依頼することができますが、希望すれば共通のフォーマットの「見積総括表」の作成も依頼できます。これを使えば、簡単に複数社の見積書を比較することができます。
なお、リフォーム業者検索サイトの多くは、営利目的としたものが多く、目的は自社の建材を売るためのものや、リフォーム業者にお客様を紹介するためのものであったりします。この場合、「見積り手数料」「事業者の紹介料」(契約金の数%が多い)をリフォーム業者が支払うことになっています。「リフォーム評価ナビ」はこのような紹介手数料を貰う仕組みになっていませんので、安心してご利用いただけます。
見積書から見えるのは、金額だけではない
見積書から分かることは価格だけではありません。それはリフォーム業者の“姿勢”です。分かりやすい書類にしているか、その説明をどこまで丁寧に行うか、金額についての質問やコストダウンの相談にどう対応するか――そういったことで、事業者の信頼度が見えてきます。また、担当者との相性も大切です。少し他社より価格が高めだとしても、「いちばん信頼できる」事業者に依頼するのが良いでしょう。リフォーム独特の「追加工事」に気を付ける
リフォームすることは、古い建物を引き続き使うことです。そのため、既存部分の状態によっては修理が必要になることもあるのですが、それがどのような状態にあるかを工事着手前に100%知ることはできません。
工事を開始し、床や壁を剥がしてみると、思ったより状態が悪く、その補修も必要、というケースもあります。その場合は、見積りになかった工事が増えることになります。この「追加工事」は、請求・支払い時のトラブルになりやすいので注意が必要です。契約の前に、どんな工事が必要になりそうか、その場合の費用はどの程度か、費用の見積りと実施する・しないの判断をいつの時点でするか、といったことについてあらかじめ合意しておくようにしましょう。
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