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リフォームの流れ・進め方。理想のリフォームを実現させるポイントもあわせて

2022年12月9日掲載

長い間、住み慣れた我が家でも、築年数が古くなってくると、暮らしの中で不便なところや不満に感じるところが出てくるものです。
「もっとお手入れのしやすいキッチンにしたい!」「冬になるとお風呂が寒くて……」「部屋をもっと明るくしたい」と思ってみても、実際にリフォームをするとなると、どうしたらいいのかわからない、という人は少なくありません。
そこで、リフォームの流れや進め方について、理想のリフォームを実現するためのポイントもあわせてご紹介いたします。

リフォームの流れと進め方

リフォームには、おおまかに、「業者探し」→「業者決定」→「契約」→「工事」→「完成後の確認」という、5つのステップがあります。
それぞれのステップについて、そのポイントごとに解説します。

業者探し

リフォームの成否は、業者探しにかかっている……といっても過言ではありません。
業者探しからリフォームはスタートします。

【ポイント1】複数のリフォーム業者に見積もりを依頼する

リフォームを依頼する際には、たとえば、次のような業者が候補として考えられます。
  • 新築や購入時のハウスメーカーや工務店などの工事業者
  • 実際にリフォームをしたことのある知人から紹介してもらった業者
  • インターネットなどで情報を収集した業者
こうした業者に、まずは気軽に問い合わせをすることです。
問い合わせをしたら、「何度も営業電話がかかってきたり、訪問営業をされたりしそう……」と不安に感じるのなら、最近ではインターネットを通して問い合わせをできる業者も多いので、ポータルサイトやホームページのお問合せ機能などを活用してみるとよいでしょう。
その中から2~3社程度をピックアップし、見積もりを出してもらいます。
これを「相見積もり」といいますが、いくつかの業者から見積もりを取ることで、希望するリフォーム内容がどのくらいの費用がかかるのかといった、おおよそのコストがわかります。
見積もりを依頼する際には、リフォーム内容や不満点、ライフスタイルなどを細かく伝えることと、すべての業者に同じ内容を伝えて、見積もりをしてもらうことが重要です。伝える内容が異なると、見積もり内容が変わってくるため、金額を比較できなくなってしまいます。
ただ、ここで注意しておきたいのは、値引き交渉の材料とするためだけに相見積もりを取ることはおすすめできないということです。
コストだけ競わせることは粗悪な工事の原因になることが多く、満足できるリフォームにならなかった、ということにもなりかねません。
費用を抑えたいと思うのは当然のことですが、価格だけで業者を選んでしまうと、失敗してしまいがちです。
これまでの実績なども業者探しのポイントのひとつですから、それぞれの業者の経験や施工事例なども紹介してもらい、参考にしましょう。

【ポイント2】コミュニケーションが図りやすい業者を探す

コミュニケーションも、業者を探す際のポイントのひとつです。
満足のいくリフォームにするためには、信頼できる業者を見極めることが大切です。そのためには、コミュニケーションが円滑に図れるのか、ということは重要なポイントになります。
  • こちらの質問にわかりやすく答えてくれるのか
  • こちらから連絡した際に、早急に返事をしてくれるのか
  • 自分にとって、話がしやすい担当者であるか
最近は、オンラインですぐに対応してくれる業者も増えているので、そうしたコミュニケーション力の高さも業者探しのポイントのひとつといえます。
ただし、オンラインには注意が必要です。オンラインなら、どんなに遠方でもこまめに連絡できるメリットがあります。
しかし、実際にリフォームを依頼する際、遠方にある業者だと、トラブルの際にすぐに駆けつけることができないデメリットもあります。そのため、できるだけリフォームをする自宅から、距離の遠くないところに事務所がある業者を選ぶようにしましょう。

【ポイント3】プロの目線で提案してくれる業者を探す

プロ目線で提案してくれるかも、業者探しでは大切なポイントです。
  • ライフスタイルに合わせて、こちらが求めているものを適切に提示してくれるか
  • こちらがお願いしたことをしてくれるだけでなく、暮らしやすくなるためのプラスαの提案をしてくれるか
いくら提案をしてくれる、といっても、不必要なものまでを「あれも、これも」と、どんどん提示してくるのは、親切な業者とはいい切れません。
求めているものや必要なものを、プロならではの目線で提案してくれる業者なら、安心して依頼することができます。
このほか、建設業法に基づく建設業許可証を持っているかどうか、ということも確認しておきましょう。
小規模なリフォームの場合は不要ですが、500万円以上の大規模な工事の場合は、建設業許可証を持っている業者に依頼する必要があります。

業者決定

業者を選定したら、次は具体的なプランを決めていきます。

【ポイント1】基本プランが提示されたら、納得するまで話し合う

こちらが提示した内容に沿って、基本プランを提示してもらいます。
その前に、業者が現場調査を行ないます。新築時の図面などを保管している場合は、事前に渡しておくと、スムーズに現場調査が行なえるでしょう。
基本プランをもとに、担当者と打ち合わせをしながら、より具体的な内容を決めていくわけですが、雑誌やインターネットなどで調べた事例を提示すると、イメージが伝わりやすくなります。
また、こうした打ち合わせの際には、その内容を記録しておきましょう。あとで見直しながら、ゆっくりと内容を検討しやすくなります。メールやSNSでのやりとりなら、記録に残ります。
直接対面での打ち合わせの際は、きちんとメモを取る、あるいは、可能であればスマートフォンなどの録音機能を使いましょう。そうすることで、打ち合わせに参加できなかった家族も、あとから見たり、聞いたりできるため、ゆっくりと家族間で話し合いができます。

【ポイント2】ショールームなどで実物を見ることも大切

内容がある程度固まってきたら、プランやイメージに基づいて、リフォームに使う設備やシステム、素材などを具体的に決めていきます。
カタログやサンプルなどを見ながら、一つひとつを選んでいくわけですが、ライフスタイルや家族の好み、リフォーム予算などから、プロ目線で業者におススメを選んでもらうのも一つです。
検討している設備やシステム、素材などはメーカーのショールームなどで、実物を見ることも大切です。カタログやサンプルではわからなかった色味や質感、使用感など、実際に目で見たり、触れたりして確認できるため、工事が完了した際に「イメージと違った」ということがなくなります。

【ポイント3】仕様が決まったら、正式な見積もりを提示してもらう

詳細な仕様が決定したら、正式な見積もりを出してもらいます。
この際には、見積もりだけでなく、設計図やプラン図、仕様書なども一緒に提出してもらい、担当者から説明してもらいましょう。
わからないことはしっかり確認し、納得するまで話し合うのが大切です。

契約

具体的なプランや費用が決まったら、次は契約のステップへと進みます。

【ポイント1】きちんと書面を交わす

契約の際には、きちんと書面を交わすようにしましょう。
見積書だけ、あるいは、口約束だけで工事を依頼すると、のちのちトラブルに発展する例が、リフォームトラブルの相談窓口である独立行政法人国民生活センターや公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターなどに多く報告されています。
トラブルを未然に防ぐため、そして、安心して工事を依頼するためにも、着工する前に、必ず、書面で契約書を締結することが必須です。

【ポイント2】設計図・仕様書・工程表を提示してもらう

契約時には、設計図や仕様書、そして、工事の予定を記載した工程表を一緒につけてもらい、内容を確認しておきましょう。

【ポイント3】契約書などの書類上で不明な点は納得するまで話し合う

決めたプランどおりの仕様になっているのか、見積もりどおりの金額になっているかなど、不明な点はそのままにせず、ハンコを押す前、契約締結前に納得できるまで聞くことも重要です。

工事

プランが決定し契約を締結したら、いよいよ工事に入ります。
着工前や着工時についてのポイントを解説します。

【ポイント1】事前に各種届出や近隣へのあいさつをしておく

バリアフリー改良工事など、助成金の対象工事として申請するリフォーム工事や建築確認が必要な大規模工事については、自治体などに申請を行なう必要があります。
また、分譲マンションの場合は、管理組合などに工事前に申請や届け出が必要であることが、マンション管理規約で定められている場合があります。
こうした手続きは、工事の着工前に申請を行なわなければなりません。業者サイドで代行してくれることもありますが、担当者と相談しながら書類を準備して、早めに提出しておきましょう。万が一、書類に不備があった場合でも、あせらずに対応できます。
また、リフォームの際には、解体や取付工事などで大きな音やほこり、においなどで近隣の住民の方々に迷惑をかけることもあります。せっかく家が快適になっても、近隣問題になってしまっては住みづらくなってしまいます。近隣へは忘れずに、あいさつしておきましょう。業者によっては、近隣への説明と合わせて、あいさつまわりに行ってくれるところもあります。

【ポイント2】着工前に部屋の片付けをしておく

工事を始める際に、スムーズに工事に入れるように、リフォームする部屋の片付けをしておきましょう。
長年暮らしていると、気づかないうちにモノが増えているものです。部屋の片付けは、意外に時間がかかるため、工事が決まったら早めに取りかかっておくと着工前にバタバタすることがありません。
そして、要らないものは思い切って、処分することです。たいていの場合、2年以上放置していたものは、使うことはまずありません。思い切って処分すると、リフォーム後にスッキリと、新生活をスタートできます。
大規模工事の場合は、仮住まいに一時的に引っ越す必要も出てくるため、賃貸住宅の契約などの準備も必要です。

【ポイント3】工事の進捗状況を確認する

着工の直前には必ず、工事内容や工事工程・工事時間などを確認すること。
工事時には、解体したものの搬出や設備や部材などの搬入で、大型車両が出入りします。そうした搬出入物の一時置き場や工事車両の駐車スペースを確保する必要があるため、担当者と事前に、しっかりと打ち合わせをしておきましょう。
そして、着工したら、業者まかせにせず、きちんと仕様書や工程表どおりに工事が進んでいるのかを、可能な範囲で自分の目でもチェックすることも重要です。
いざ、完成したら、内容が違っていた……という場合、手直しに時間がかかることもありますし、工事そのものをやり直さなければならないケースも出てくるでしょう。工事内容が違っていると疑問に感じた場合は、すぐに担当者にその内容を伝えて、対応してもらいましょう。
リフォーム工事の際には、事業者側の窓口担当者が現場に立ち会わないこともあるため、担当者が不在の際には、現場監理者など、誰に話をすればよいのかを聞いておくとスムーズに話が進みます。

完成後の確認

工事が終わっても、リフォームの完了ではありません。完成後の確認もリフォームの重要な工程のひとつです。

【ポイント1】契約書通りに工事が行なわれているかを確認する

工事が終了したら、契約書や仕様書どおりに工事が行なわれているかどうかを担当者と一緒にチェックします。
工事が契約書や仕様書どおりではない場合、この段階できちんとした対応策を出してもらい、それに応じた是正工事を行なってもらいましょう。是正工事は、本来依頼した内容どおりに仕上げてもらうために行なう工事ですから、費用は発生しません。
ただし、当初の図面、書面に記載されていない追加工事の場合は、新たに費用が発生します。手直しの工事の際には、是正工事なのか、追加工事なのかを明確にしておくと、トラブルを未然に防ぐことができます。

【ポイント2】引き渡し時に保証やアフターケアについて確認する

最終的に、工事に問題がなければ引き渡しとなります。
引き渡し時には、保証やアフターフォローの内容を確認しておきましょう。
また、キッチンや浴室、トイレなどが含まれている場合、設備や機器など、操作が必要なものがあります。実際に使い始めようとして、なかなか動作せず「壊れている?」と思ったら、実は、操作方法が間違っていた……ということも。こうした機器などの操作方法も必ず確認し、取扱説明書や保証書などを一緒に渡してもらうことも忘れないようにしましょう。

【ポイント3】問題があった際には、すぐに連絡して手直ししてもらう

引き渡し時には問題がなくても、暮らし始めると不具合が生じたり、「なんだか説明してもらっていたのとは違う」といったりする場合は、できるだけ早く連絡をして、対応してもらうようにしましょう。
また、リフォーム後の定期点検などのアフターケアについても、確認しておくとよいでしょう。

まとめ

リフォームは、毎日の暮らしをさらに快適にし、心地よくしてくれるものです。せっかくリフォームをしたのに、満足のいくものでなければ、リフォーム後の暮らしが楽しめず、後悔だけが残ってしまうことになりかねません。
満足のいくリフォームのためのポイントは以下のとおりです。
  • 信頼できる業者をしっかり選ぶこと
  • 担当者とコミュニケーションを図ること
  • 今のライフスタイルに合わせた納得できるプランづくり
  • 人まかせにせず、自分の目でしっかり確かめること
  • 保証やアフターケアも確認すること
その流れや進め方のポイントを理解し、段取り良く、そして、満足度の高いリフォームを実現させましょう。

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