リフォームを学ぶ | 断熱・省エネ
断熱・省エネ
更新日:2024年12月05日
「寒い家」は健康リスクも!原因と対策を知り、暖かい住まいを作りましょう!
更新日:2024年10月1日
(出典:「あたたか住まいガイド」/一般財団法人ベターリビング)
日本の家が寒い原因とは?
国土交通省「住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する調査の中間報告~スマートウェルネス住宅等推進事業の調査の実施状況について~」によると、2000世帯以上の平均室温調査で、「居間」は16.7℃、「脱衣所」は12.8℃という結果が出ています。日本の住宅は「寒い」と言える室温でしょう。
国土交通省「住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する調査の中間報告~スマートウェルネス住宅等推進事業の調査の実施状況について~」
「寒い家」の原因の一つは、「断熱気密性能の低さ」です。
断熱気密性能が低いと家のあらゆる場所に隙間ができがちなので、エアコンやヒーターをつけても室内が暖まりにくいです。
断熱・気密性が低いと壁や窓に隙間から冷気が進入しやすく、密閉性が低いと室内の熱が外に逃げやすくなり、暖房をつけても部屋が暖まりにくいのです。
特に、築年数の古い家や木造住宅の場合、建築材や窓サッシの劣化が原因で隙間から風が侵入しやすいため、より寒さを感じてしまいます。
(出典:「良好な温熱環境による健康生活ハンドブック~適切な温度で健康住宅に~」/一般財団法人ベターリビング)
一般財団法人ベターリビング発行「良好な温熱環境による健康生活ハンドブック~適切な温度で健康住宅に~」によると、全国の死亡者約127万人のうち、12月〜3月の冬季に47万人というデータがあり、12月〜3月の平均死亡者数は、4月〜11月と比べ、17.5%も増加していることが分かります。また、寒冷な地域よりも温暖な地域で冬季の死亡増加率が大きくなっていることも分かります。
温暖な地域で冬季の死亡増加率が高くなる理由の一つは、断熱性能が高い住宅の普及が寒冷な地域と比べて進んでいないからだと考えられます。
1.ヒートショックなどの浴室事故を起こす可能性がある
2.シックハウス症候群を引き起こす可能性がある
● ダニ・カビ ● 家具や建材から揮発する化学物質 ● たばこの煙に含まれる化学物質 |
発症してしまったシックハウス症候群を完治させるには、原因となるアレルゲンを特定し、その原因物質を日常生活から取り除くことが必要となります。
個人でする寒さ対策
1.窓
断熱シートや隙間テープの活用
カーテンを変える
2.床
ルームシューズやスリッパを履く
厚手のカーペットやラグを敷く
3.壁
断熱効果を持つ壁紙を貼る
ダンボールやプチプチを活用する
リフォームで行う寒さ対策
1.窓にシャッターをつける
2.窓を二重にする
3.断熱リフォームをする
まとめ
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