リフォームを学ぶ | 外構
外構
更新日:2024年12月24日
ウッドデッキで、庭をモダンに楽しもう NEW
気軽に外に出られる魅力的な空間
日々の忙しさからあまり庭に出る機会がない、という人も多いのではないでしょうか。しかし、例えば敷地の建ぺい率が60%であれば残りの40%が建物以外の空き地ということに。貴重な土地を遊ばせず、しっかり活用したいものです。そこでおすすめなのがウッドデッキ。庭を第2のリビングとすることで、生活空間が広がるだけでなく、日々の暮らしが心豊かなものになります。
ウッドデッキは室内からさっとアクセスできるのが特徴。だから気軽に、開放的な空間で休日の食事やお茶を楽しむことができます。光と風を感じながら読書やヨガをするのも快適。夏の夜に小さな明かりを灯して、夕涼みするのも良いでしょう。
気軽に利用できるようにするためのポイントは、室内の床とウッドデッキの高さを揃えること。段差を抑えることで、物理的にも心理的にも出入りしやすくなります。家族に幼い子どもや年配者がいても、つまずく心配がないのはうれしいもの。
また、床の高さが揃っていることで、「ひとつながり空間」という印象が強まり、掃き出し窓を開けるとリビングがぐっと広くなったような感覚が味わえるのも魅力といえます。
ウッドデッキは、フェンスや植栽などでしっかり囲んで外からの視線をカットすれば、より室内のような雰囲気が強まります。逆に開放的な状態にすれば、よりアウトドア感覚が味わえる爽快な空間に。新築と違ってリフォームの場合は、実際の家族の暮らしぶりや室内からの眺めがわかっているので、それを踏まえてプランを練ることができるのがメリットです。
質感に優れる天然木、耐久性が高い人工木
ウッドデッキに使用する木材の種類は、柔らかくて軽い針葉樹、硬くて重い広葉樹、木粉にプラスチックを混ぜて押出し成型した人工木の3種類に大別できます。いずれも、菌による腐食や紫外線による風化、シロアリによる食害などに対抗するため、耐久性が高いことが必須条件。それぞれ特性が異なるので、自分のニーズと予算に合わせて選ぶと良いでしょう。
針葉樹のレッドウッドは軽くて扱いやすく、安価なのが魅力。ただしそのままでは腐りやすいので、耐久性を高めるために防虫防腐材を含浸させたものを使います。天然の殺菌成分を含んでいるウエスタンレッドシーダーは、針葉樹としてはかなり腐りにくいうえ、雨風にさらしても狂いにくい点が魅力。ウッドデッキとして使った場合の寿命は、メンテナンスや使用条件などにより異なりますが、レッドウッドでおおむね5年程度、ウエスタンレッドシーダーで15年程度といったところです。
熱帯雨林で伐採されるイペ、ウリン、セランガンバツといった広葉樹は非常に硬くて密度が高いため、特に塗装を施さなくても非常に高い耐久性があります。寿命は、セランガンバツで20年程度。ただし重いので施工が大変で、価格も高価です。
人工木はプラスチックを含んでいるため耐水性に優れており、腐りやシロアリの食害にも強い素材です。変色や割れ、ささくれの心配もまずありません。しかし、リアルな木目を施してあるものの、天然木に比べて質感が落ちるのは確か。また、直射日光を浴びると、天然木よりも熱くなってしまうという欠点があります。
日除けを設置して快適さをアップ
ウッドデッキを快適に使うために設けたいのが、直射日光を遮る日除け。代表的なものに、「タープ」「オーニング」などがあります。
最もシンプルな日よけはタープ。これは布製で、家の壁面と、その反対側に設置した金具やペグなどに固定して庇のような形で使います。
一方、オーニングは家の壁面に設置して、使用時に展開する布製日除けです。出幅や角度を調節できるものが多く、日陰を好みに合わせてコントロールすることが可能。手動式と電動式があり、どちらも使わないときはコンパクトにたたんでおけます。
このほか、「ロールスクリーン」や「洋風たてす」のように、家の壁面を利用して斜めに設置する布製の日除けもあります。また、ウッドデッキの上にパーゴラ(日除け棚)を設け、ツル性植物をはわせると気持ちいい緑陰を作ることが可能。必要な機能や予算、自分の好みに合わせて選んでみると良いでしょう。
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