リフォームを学ぶ | リノベーション
リノベーション
更新日:2024年12月24日
浴室、キッチンの移設には注意が必要 NEW
単なる修理・修繕を超えてライフスタイルを大きく変えるリノベーションならではの醍醐味です。
しかし、マンションでこの水回りの移設を行う場合には床下の配管などに関する十分な注意が必要です。
給排水管の敷設状況や位置をチェック
マンションの住戸内は専有部分ですから、間取りの変更は自由です。構造上の壁でなければ、撤去することも可能です。キッチンや浴室などの水回りも移動することができます。
マンションのキッチンや浴室は住戸の中央より玄関側に配置され、ベランダからは離れていて窓もないという間取りがよく見られます。これを思い切ってベランダ側に移動し、明るく気持ちのよい場所にすることも可能なのです。
しかし、マンションの給排水管の敷設状況は、その建物が建てられた年代や設計によってさまざまです。特に建築年が古いものでは、排水管がコンクリートの床下を貫通し、さらに下階の天井の懐を通っているケースがあります。
この場合は排水管の位置を変えるためには下階の天井をいじらなければならないので、現実的には不可能。水回りの移動はあきらめざるを得ません。
マンションのキッチンや浴室は住戸の中央より玄関側に配置され、ベランダからは離れていて窓もないという間取りがよく見られます。これを思い切ってベランダ側に移動し、明るく気持ちのよい場所にすることも可能なのです。
しかし、マンションの給排水管の敷設状況は、その建物が建てられた年代や設計によってさまざまです。特に建築年が古いものでは、排水管がコンクリートの床下を貫通し、さらに下階の天井の懐を通っているケースがあります。
この場合は排水管の位置を変えるためには下階の天井をいじらなければならないので、現実的には不可能。水回りの移動はあきらめざるを得ません。
排水管を伸ばすには床を上げる必要がある
しかし、最近の一般的なマンションでは、外廊下側や住戸の中央付近に「PS」と称されるパイプスペースを確保しています。
ここには縦に給排水の本管が通っています。ここから床下を這わせて水回りへと給排水管を伸ばしているのです。一度床をはがし、床下の給排水管を延長すれば、自分の住戸内だけで給排水管の移動や延長ができます。
したがってキッチンや浴室を思い切って日当たりのよいベランダよりに移動することも可能です。
但し、気を付けなければいけないことがあります。それは、床に敷設する排水管にはスムーズに流れるように勾配を付けることが必要だということです。当然ですが、距離が長くなれば、一番高いところから低いところまでの高低差は大きくなります。その分、床が上がるので、実質的に天井高が低くなってしまうのです。
水回りの移動は床が高くなることが避けられず、その距離に比例して、床も上がることになって、空間の心地よさが失われる可能性もあります。
ここには縦に給排水の本管が通っています。ここから床下を這わせて水回りへと給排水管を伸ばしているのです。一度床をはがし、床下の給排水管を延長すれば、自分の住戸内だけで給排水管の移動や延長ができます。
したがってキッチンや浴室を思い切って日当たりのよいベランダよりに移動することも可能です。
但し、気を付けなければいけないことがあります。それは、床に敷設する排水管にはスムーズに流れるように勾配を付けることが必要だということです。当然ですが、距離が長くなれば、一番高いところから低いところまでの高低差は大きくなります。その分、床が上がるので、実質的に天井高が低くなってしまうのです。
水回りの移動は床が高くなることが避けられず、その距離に比例して、床も上がることになって、空間の心地よさが失われる可能性もあります。
水圧のことも自前にしっかりチェックする
排水管の勾配が十分に取れていないと、中で排水が詰まってしまう心配があります。
工事経験の豊かなリフォーム業者なら安心ですが、経験が少ないと、どの程度の勾配が確保できていなければならないか、自信を持った判断ができません。しかも水漏れは他の住戸への影響もあり、起こしてはいけない事故です。工事経験の豊かな業者を選びましょう。
また、排水管が解決しても給水の問題があります。給水圧が十分にあるかどうかです。従来のマンションは屋上にタンクを設け、まずここにポンプで水をくみ上げて各階に給水する仕組みでした。そのため給水圧も得やすいのですが、最近は水道本管の水圧が高くなっていることから、屋上タンクを廃止し各階に本管から直接給水しているケースがあります。
この場合は、通常の使用では問題がないにしても、タンクレストイレでは給水圧が不足する可能性があるので、事前にしっかりチェックしておくことが必要です。水圧不足は排水管の詰まりを引き起こすこともあるので注意しましょう。
工事経験の豊かなリフォーム業者なら安心ですが、経験が少ないと、どの程度の勾配が確保できていなければならないか、自信を持った判断ができません。しかも水漏れは他の住戸への影響もあり、起こしてはいけない事故です。工事経験の豊かな業者を選びましょう。
また、排水管が解決しても給水の問題があります。給水圧が十分にあるかどうかです。従来のマンションは屋上にタンクを設け、まずここにポンプで水をくみ上げて各階に給水する仕組みでした。そのため給水圧も得やすいのですが、最近は水道本管の水圧が高くなっていることから、屋上タンクを廃止し各階に本管から直接給水しているケースがあります。
この場合は、通常の使用では問題がないにしても、タンクレストイレでは給水圧が不足する可能性があるので、事前にしっかりチェックしておくことが必要です。水圧不足は排水管の詰まりを引き起こすこともあるので注意しましょう。
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