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更新日:2024年12月24日

オープンキッチンで注意したいこと NEW

キッチンのスタイルで、今いちばん人気が高いのがオープンキッチン。LDKを仕切る壁がないことで生まれる広々とした雰囲気や、家族のコミュニケーションが取りやすくなることが大きな魅力です。一方で、シンクの中をいつもきれいにしていないと雑然と見えてしまうことや、料理の臭いや煙がLD側に流れやすいことなど、注意しなければならないこともあります。オープンキッチンを取り入れる前に知っておきたい、メリットと注意点をご紹介します。

家族のコミュニケーションが取りやすい

写真:家族のコミュニケーションが取りやすい

オープンキッチンは、LDKの壁を設けずに一体化することで、部屋全体が広く感じられ、開放感が出ます。料理、食事、団らんを1つの空間で実現できるので、自然と家族間のコミュニケーションが発生しやすくなることも嬉しい点です。
さらに、家事動線も取りやすく、配膳も行いやすいので、食事の準備や後片づけを家族で手分けして行いやすいというメリットもあります。

オープンキッチンは、ワークトップの方向によっても特性があります。ワークトップがLD側に向いた対面型のキッチンは、小さな子どもがリビングで遊んでいても、料理をしながら目を配っていられるので安心です。
壁に向かって作業する壁づけタイプは、作業空間を広めに取れるのが大きなメリットですが、LDにいる家族とのコミュニケーションが取りづらく、孤立感が生まれてしまうのがデメリットといえます。

いつも片づけておく癖がつけられる

写真:いつも片づけておく癖がつけられる

一方で、オープンキッチンでの注意点は、キッチンまわりを常にきれいにしていなくてはいけないこと。お客様を迎えたときにシンクに洗い物などをためていると、見栄えが悪く気になるもの。
対面型キッチンにおける解決策の1つは、カウンタートップを高くすること。カウンタートップが目隠しをしてくれ、シンクの中が見えづらくなります。しかし、いちばんの解決策は、やはりいつもきれいにしておく癖をつけることです。クローズドキッチンから対面型にリフォームしてから、きれい好きになったという方もいます。

もう1つ注意したいのが、オープンキッチンでは料理の匂いや、煙がLD側に拡散してしまうこと。吹き抜けになっている場合は、上階にも広がります。
しかし、最近は高機能の換気システムが登場していますので、これを採用すればほとんど気にならなくなりました。コンロのすぐ側に設置をするタイプであれば、空気中に広がる前に、匂いや煙を吸収してくれるので、この問題を防ぐことができます。
また、土壁のように臭いを吸収する「多孔質セラミックス」の壁材も発売されています。臭いや煙のほかに、シンクでの水はね音が気になる人もいますが、その場合は音を抑えたステンレスシンクもあるので、こちらを利用するといいでしょう。

不足しがちな収納に気を配る

写真:不足しがちな収納に気を配る

現在のシステムキッチンの多くは、引出し式のキャビネットが採用されています。かつて多かった扉式のキャビネットと比べると内部の無駄な空きスペースが出にくいため、収納量が増えました。それでも、オープンキッチンでは、よく使う道具や食器を外に出しがちですので、上手にものを配置しないと、乱雑な印象になってしまいます。
そこで、リフォームをする際には、自分が持っているものの種類や数を把握し、きれいに収納できるようにプランニングしましょう。日常的に使う調理家電や調理器具の収納方法を工夫すると、きれいに収納できます。
例えば、炊飯機を中に入れたままで炊けるキャビネットなども登場しています。また、「しまう収納」だけではなく、お気に入りのものは飾って収納する「見せる収納」も上手に利用しましょう。

対面型カウンターの上の吊戸棚を設置しない家も増えてきています。吊戸棚がない分、さらにおしゃれな雰囲気になり、広々と感じられます。しかし、この場合、収納量不足は否めません。その場合は、別の場所に収納を作るか、パントリー(食品庫)を設けて収納量不足を補いましょう。

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